価格を抑えるためにやれること
施主が出来ること
建築費を抑えるためにまず施主がすべきことは、建物プランを徹底的に練ることです。
どのような家を求め、どこにこだわるのかを明白にしましょう。
そのテーマに沿い、工法、プラン、材料などをコストを考え選択します。
また最初の建物プランをできるだけシンプルにすることで、安価な規格品の材料がそのまま使え、加工の手間賃を節約することができます。
外観は立方体や直方体に、間取りはあまり細分化しないことでも無駄が省けます。
できることは自分で
内装仕上げや造園を施主自ら行えば、人件費を削減できて家に愛着も持てます。
そして実際、いろいろ自分でやってみると楽しいものです。
簡単なところだと、照明やカーテンを自分で探してとりつけたり、庭に何を植えるか自分で決めて実際にやってみたり、意外とやれることは多いのです。
そして、自分でやった分は予算を抑えることになります。
自分の家を自分で作れるのですから、より愛着が出て、予算も節約もできます。
工務店が出来ること
人件費の削減は、建築費全体を下げるための大きなポイントとなります。
良心的な工務店は、1人で複数の技能を持つ職人を使い、綿密に工程を組んで工事のロスが出ないよう調整し、人件費の削減を実現しています。
また工務店は大手のハウスメーカーと違い、多額な広告宣伝費や営業の人件費など間接費が不要で、その分が建築費に上乗せされないのもメリットです。
ですが大手のハウスメーカーのような大量仕入れは難しく、材料費削減によるコストダウンでは大手にはかないません。